何のために生まれて、何をして生きるのか

 悲しい話題ではありますが、これを題材に記したいと思います。

 アンパンマンの原作者である、やなせたかしさんが亡くなられた、というニュースに私も驚きを隠せません。
 神戸に住んでいますのでハーバーランドにアンパンマンミュージアムが出来たこともあり、特に最近はそのお名前を耳にする事が多くなっておりました。

 アンパンマンとの出会いは幼稚園にまでさかのぼります。幼稚園にアンパンマンの紙芝居があり年少の頃からそのお話を聞いておりました。
 私の幼少期はアンパンマンが傍らにいたように思います。

 その主題歌にある「何のために生まれて、何をして生きるのか」という歌詞には、「これは本当に子供向けのアニメだろうか」と何度思った事でしょうか。
 とても深い内容です。そして歌詞は「答えられないなんて、そんなのは嫌だ」と続きます。

 さて、そう思う事ができない人が最近増えすぎているように思います。
 今が良ければ……
 与えられている事さえしておけば……
 そう思って生きている人にこそ、この歌を心に刻んで貰いたいです。

「今を生きる事で 熱い心燃える だから僕は行くんだ 微笑んで」

 アンパンマンのようになりなさい、といった偉そうな事は私には言えません。
 彼こそ理想のヒーローだと思います。
 見返りを求めない献身なんてことを、人間である以上ずっと続けられるはずがないのです。
 だからせめて、自分が何をして生き、何を目指して行き、その為にどんなに辛くても微笑んで生きていくことを一つの目標としてはどうでしょうか。

 ふとこうして振り返ると、自分が何のために生まれて、何をして生きるのか、考える機会は非常に多かったように思います。その都度些細な状況の変化に振り回され、自分を持てずにいました。
 或いはこうした事を考える機会に恵まれなかった人が最近増えてきているのでは無いでしょうか。
 成人した方に「アンパンマンを見なさい」なんて事は申しませんが、このお話は決して子供だけに向けた物では無く、全ての人に伝えたい想いのこもった作品だと思います。

 アンパンマンが伝えてくれた事を機会がある毎に子供たちに伝える事も、神職であるかどうかは関係なく、幼少の頃からアンパンマンを見て知っている大人の役割ではないでしょうか。


 やなせたかし先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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厄除の宮 駒林神社

Author:厄除の宮 駒林神社
兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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