地元の復興と東日本の復興支援

 毎週水曜日は商店街のほとんどのお店がお休みになっています。
 今朝は昨日とは違い温かく気持ちが良かったので散歩がてらに、と商店街のとある店長さんがお参りにいらっしゃいました。ゴールデンウィークのまっただ中ではありますが、今日は特に何もないらしく店の大半は通例に漏れずお休みをされているそうです。
「震災前の店舗と自宅が一緒になっていた時代は例え休みでも連休なら店を開けたり、みんなで集まって催しができたけど、店と自宅が離れたらなかなか出てこない」とおっしゃっておられました。
 震災前とはまるで別の街になってしまい、かつては毎日賑わっていた商店街も歩く人がまばらになっています。「みんなで協力していかないと行けないけど、なかなか一致団結できない」ということが不況をさらに煽っているようです。
 街ぐるみでみんなの利益に繋がることができないか、商店街に行くたびにそれを一緒に話して考えてはおりますが、良いアイデアは巧く出てこないものです。ただ、そうやって顔を出して店頭などで話をしていると、不意に面白い話を聞くことが出来たり突拍子もないアイデアが浮かんだりします。それに商売人さんを始め神主とは異なる人たちの話は私にとって良い刺激になっております。協力させて貰えることもして貰えることもあるので、やはりつきあいとは大事な物ですね。
 こういった付き合いを通じていつかみんなで大きな事ができればと思います。

 さて、その店長さんに東日本大震災の被災地に対しどういった支援を考えられますか、という質問をしてみました。
 すると「阪神淡路の時にやったノウハウやその時するべきだと思った反省点を踏まえて商店を再興する方法を教えてあげる」とお答え下さいました。「自分たちと同じ立場の人たちが元の仕事を速やかに再起動させ、そうすることで生活の基盤を整えるアドバイスをする」これが同じく震災を経験した者だけが持つ支援手段だと私も思います。
 そして合わせておっしゃっていたのは「支援物資や義捐金を集めるノウハウは自分たちにはない」とのことです。つまり16年前の震災では自分たちは貰う立場であって支援したりはしていないからやり方は分からないということです。なるほど、我々は物資支援などについては素人なのです。
 生活用品を始めいろんな物が現地では不足しております。それらを入手し送ってあげることは勿論助けになると思います。しかしそれ以上にどうやって立ち直っていくかの術を伝えることが将来的に見れが最も重要だと思います。
 先を見据える余裕が無い状況の方もまだまだ多数いらっしゃいます。そのような方々に今日明日を生活する為の物資支援は急務ではありますが、それらと平行して一刻も早い社会の復帰の手伝いこそが我々被災経験者に出来る最大の援護ではないでしょうか。

テーマ : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~
ジャンル : その他

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厄除の宮 駒林神社

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兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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