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【雑記】裏の旗について

 駒林神社の裏には高松線という幹線道路が走っており、多くの車が走っております。また神戸マラソンの復路にもなっており、応援の方で賑わいます。
 さて、自己紹介をした際に駒林神社の名前を出しますと、近場の方はともかく、少し離れたところに方に多いのは「ああ、裏をよくとおります」というお言葉です。そう「裏」なのです。なので、この神社がなにかできるのか、お守りとかあるのか、そもそも開いているのかがまったくわからないのです。
 長年そのことを歯がゆく感じておりました。それを打破するべく打った一手がこちらです。

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 裏塀にずらっと並べた色とりどりの旗。こちらを行うに至ったきっかけは二点あります。
 一つ目は先般の厄除祭。今年は厄除祭ののぼりを同様にずらっと立てました。すると裏が賑わいを得たように感じ、また明るくなったのを感じました。
 もう一つはとある神社さんが各種の御祈祷ののぼりを道沿いにずらっと立てておられるのを拝見したからです。
 この二点を合わせ、やってみようとこの度実施しました。

 目的は、先述の通り裏を通られる方に神社がなにをしているのかをしっていただくこと、以上に神社が「開いていること」を知っていただくことです。
 御祈祷の種類について知っていただくことはそれほど重視はしておりません。見ていただければ幸いとは思いますが、なにより目に留まることが重要と考えています。
 その為に、一つ一つはシンプルにし、全体として派手になるようにしました。実際、裏の雰囲気はかなり明るくなっています。

 次にすべての旗に「ご祈祷受付中」と入れております。前もってのご連絡なくいらっしゃって、神主不在のためご祈祷が受けられないという事態を減らすべく、あらかじめのご連絡をお願いしております。そのことを少しでも多くの方に周知していただくための措置です。

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 境内に立てては雰囲気が壊れることも考えられましたので裏にのみ立てております。もしかすると裏の雰囲気がおかしくなったと感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは暖かくお見守りいただけますと幸甚です。

 なお、少し雰囲気の変えた旗も立てております。

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「おやっ」っと思っていただければという、チャレンジと遊び心でつくってみました。評判良ければこのシリーズでほかにも作ってみようと思います。

「神社は来てもらってなんぼ」です。
 神社の「中」に入って来ていただくため、ご理解いただければと思います。

【雑記】教える事で気付く事


 当社では祭儀でご奉仕頂ける方を一人でも多くするべく、神職や巫女に限らず広く一般に舞や笛を教えています。特に豊栄舞(とよさかのまい)という祭祀舞と定められている舞を中心に指南しております。
 豊栄舞は乙女舞とも呼ばれ、女性の舞です。つまり男性である私が祭儀で舞うことは皆無です。ですが教える以上舞える必要があるわけで、残念ながら肉体は男性ですが心だけでも女性のつもりで舞っています。(先生に腰つきがヤラシイと言われたこともあります)そしてそのお稽古は月に五回以上、多いと八回になることもあります。男性でそれだけの回数豊栄舞(乙女舞)を舞う機会がある神主も珍しいでしょう。
 しかし教えていると、ふと自分が知らない事を聞かれたり、知らない事があることに気付かされたりします。自分が何故そうしているのかの理由もわからないまま行っていた動きに理由を求められます。その答えを矛盾なく導き出すとその知識は自分にしっかりと根付きます。まさに揺るがない大木となるかのように。
 教えるということは、自分が知っていることを伝えるだけの場ではありません。思わぬ発見と自分の知識を更に豊かに或いは重厚にするための最良の機会です。だからこそ、教わったことを誰かに教える事はとても重要なのです。

【雑記】近況報告

 本年の正月以降、厄除祭を乗り切り、節分を過ぎるまで、本当に一日として休みを入れる隙間なく、現在は少し落ち着いたとはいえ、今後の予定に忙しくする日々が続いています。
 昨年より始めた観月祭により、四季それぞれに行事を行えるようになり、これからしばらくは「四季」という考え方で社務を進めて行くこととしております。さしあたって、今は「春」。五月三日に控えます例祭、そして五月五日に子供達をお招きしておりますこども祭の準備を徐々に進めているところではありますが、本当に微々たる速度で少し不安も感じております。
 そうなっている原因は大変ありがたいことで、出張祭典が次々と重なっているということです。三月三日の上巳の節句には、ひな祭を致しましたが、同日、氏子さんの上棟祭を斎行致しました。上棟祭の奉仕は記録を見る限り九年ぶりです。本当に久しぶりのことで、その上始めてするようなこともあり、色々勉強になりました。
 これから暫くは社務所に神主不在と言うことも少なくありません。社務所に誰も居ない場合もございますので、事前にご連絡頂けますと不在時のご参詣を未然に防ぐこともできようかと思います。是非よろしくお願いします。

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※プライバシーの観点より名前は伏せております。
プロフィール

厄除の宮 駒林神社

Author:厄除の宮 駒林神社
兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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