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質問も設問も、目的をもって問いましょう。

 質問と設問。
 この区別はおわかりでしょうか。

 先日、ネット上でとある面接の様子が描かれた文章がありました。

 面接官が「なぜ、日本は道路が左側通行なのか教えて下さい」との問いに「わかりません」と答え、しばらくして面接が終了し、最後に「何か質問はありますか」と面接官から言われて「なぜ左側通行なのですか」と聞いたら答えが出なかった。

 この質問を返した人のセンスに感嘆の声を上げる話であります。
 しかし、答えが出ない時点でこの面接の目的が不明ですよね。

 さて、ここで最初の問いにもどります。

 質問と設問の違いは何か。

 質問とは、自分が分からない事を聞く為に行う問い。
 設問とは、あらかじめ答えが分かっていて、解けるかどうかを計る問い。

 先ほどの面接が設問なら、答えはあるはずです。面接官は答えを持っていなければなりません。しかし答えることすら出来なかった。ならこれはそもそも設問ではありません。

 では質問なのか。
 本当に「なぜ左側通行なのか」を聞きたかったのかもしれませんが、面接で自分個人の疑問を持ち出すなどあり得ないでしょう。
 つまりその答えによって相手の何かを計ろうとしたはずです。しかし面接官が質問に答えられなかったということは、自分自身の答えすら持ち合わせず質問したと言うことになります。
 相手を質問で計る以上、その計る内容も把握しており、自分自身ならどう答えその結果どういう判断を下されるかは考えているはず。それをしていないと言うことは、面接たり得ないということです。

 設問であるなら答えが元々用意されています。それを知らずに設問を出す事はできません。
 同様に、質問であるなら自分なりの答えを用意して然るべきです。本当に分からない場合でも少しは自分なりに考えてその結果の質問であれば聞き方や態度に表れます。それが予習という物です。そうして聞いた答えは予習せずに聞くよりより明確に理解ができます。
 そして何かをその質問で計りたいなら、計る物がある以上自分でその質問の意図は理解していなければ計りようがありません。

 要するに質問にせよ設問にせよ、全く何もせずに尋ねても意味は無いと言うことです。

 人に尋ねる前に少しは自分で考えること。
 大切なのは問いを出す目的をしっかり持つことです。

B97W578CYAAHU1q[1]




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