本日、近くの工業団地と呼べば良いのでしょうか、そちらに新しく本社事務所を構えられる会社の地鎮祭をご奉仕致しました。
![BzeSdnZCYAEt1O1[1]](https://blog-imgs-67-origin.fc2.com/k/o/m/komagabayashi/20141010101702ce2s.jpg)
台風の18号と19号の合間に行えましたので、風もそれほど強くは無く、日が陰っていてお祭りするには絶好の気候であったと思います。なにしろ最近また暑くなってきておりましたし、急に雨が降り出すことも少なくありませんので、どうなることかと思いましたが、なによりでした。
地鎮祭を齋了しまして、住宅であれ会社であれお伝えしている事があります。
まず「地鎮祭=安全祈願祭」
ではないということ。
地鎮祭とはその土地の大神様に、この土地を使わせて頂くというお許しを頂くお祭りであり、そして工事が安全行われ無事竣工し、家庭や会社が栄えるようご祈願致します。ですので安全祈願もしておりますが、それが最大の目的では無いということです。
そして安全祈願をしたから何をしても事故は起きない、などということは
在りません。
充分に注意に注意を重ねて、それでも不意に危険が迫ることがあります。これを昔より禍神(まがつかみ)が起こしたと言い、畏れ敬ってきました。
自分を含む関係者皆が最大の注意を払って工事に励むので、その上で如何なる禍神による災いも無いように、そして万が一起こってしまっても被害が最小限に収まるように、そういったお護りを頂く祈願であると言うことです。
例えば、10人が定員の合格試験に、受けようとする者が50人。全員が合格祈願をして、全員通りますか?
ありえません。
不合格者は必ず出ます。
合格祈願とは、すでに合格できる力がある中で、学力以外の面で実力が発揮できないといった事が無いよう、試験において自分の力が遺憾なく発揮されるように祈願することです。合格祈願をしても学力は伸びません。多少運が良くなることはあっても、合格まで繋がるかどうかは結局実力次第です。
安全祈願も同様です。実力を出し切れるように祈願する事です。
ですので、充分に注意をして工事に当たって頂きましたら、きっと大神様が不慮の事故より護って頂けるとお話しいたしております。
今回の現場にて来月上棟祭をとのご依頼を承っております。
次の機会を楽しみにお待ちしております。
本日は真におめでとうございます。
当駒林神社では地鎮祭に限らず、如何なるお祭りも正しくご奉仕させて頂くべく日頃より研修を重ねております。
大神様に失礼があっては、ご祈願を聞いて頂けないかもしれない、というお願いをお伝えする立場として当然の心構えではございますが、だからこそ間違えのないように普段より精進しております。
ですので、ご祈祷、地鎮祭他の出張祭典、その他にも安心してご依頼頂ければと存じます。