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雛祭りとひな人形

 お内裏様とおひな様、さあ並べ方はどっち!?

 良く展示場で見かける、或いはネットでも多くの場合、向かって左にお内裏様、右におひな様となっております。
 さて、それが正しいのかどうか。

 これは神社祭式で言うところの「祭場の位次」に当てはめるのが正しいかと思います。
 我々から見て一番奥、そこは大神様が鎮まります御神座であり、最も尊い場所です。よってより近いほど上位にあたり、遠い程下位にあたります。
 なら同じ距離であれば全て同じか、というとそうではありません。
 同じ距離ではご神前の正面、正中と呼ばれる部分が一番尊く、むやみに横切ったり立ち止まってはならない場所とされております。
 そして左右では右側が上位、左側が下位とされております。
 左遷という言葉がございます。降格などの際に用いられますが、我々から見て左に移るというと言うことは「その人の立場が下がった」ということを表すことから生まれた言葉とされております。
 そのことからも右の方が上位であるとおわかりかと思います。

 となれば、お内裏様とおひな様、どちらが上位でどちらが下位にあたられるか、おわかりかと思います。
(男女差別問題とか言い出したら全くもって切りが無いのでここでは触れません)


 京都では古くからの風習に従って・・・・・・という説明がされた上で、お内裏様が右、おひな様が左の写真をよく見ることがあると思います。
 しかし、そもそも雛祭りやひな壇飾り自体が古くからの風習なのですから、それを古くからの風習に従うのは当たり前では無いかと私は思うのですが、皆様はどのようにお考えでしょうか。
 外国では並び方は逆だ。現代はこっちだ。と言う前に、まずひな人形をご覧になって下さい。そもそもその格好、外国の物だったり日常で使われてたりしますか?

 なら、やっぱり「古くからの風習」が正しいのではないでしょうか。
プロフィール

厄除の宮 駒林神社

Author:厄除の宮 駒林神社
兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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