日本語の難しさ
「少し多めにして下さい」
ということを言うことがしばしばあるかと思います。
深く考えるまでも無く、「少し」という形容詞は「多め」という副詞にかかっているわけで、使い方は間違えているわけではありません。
でも不思議だと思います。
少しと多い、少なめと多めは反対語です。
だけど少しで多めは形容できるわけです。
少しなのか、多めなのか。などと思う人はいないでしょう。
さて、誇張するための比喩表現で「鬼のように」という言葉を聞くことがあります。
鬼のように強い。
鬼のように堅い。
特に学生がよく使う表現だと思います。
鬼のように、というわけですから、きっと鬼は強いし堅いのだと思います。
しかし強調する「とても」をさらに強めるための表現として使うとおかしな事がおこります。
鬼のように弱い
鬼のようにまずい
鬼のように上手い
鬼は弱いのか、不味いのか、上手いのか。結局なんなのか。
そもそも鬼とはなんなのか。
元の言葉の意味を考えればあり得ないことですが、そういう言葉が蔓延しております。
正しい日本語、正しい表現を身につけて、豊かな表現力を身につけることで、このようなおかしな事態は少なくなると思います。
言葉は正しく使いましょう。
ということを言うことがしばしばあるかと思います。
深く考えるまでも無く、「少し」という形容詞は「多め」という副詞にかかっているわけで、使い方は間違えているわけではありません。
でも不思議だと思います。
少しと多い、少なめと多めは反対語です。
だけど少しで多めは形容できるわけです。
少しなのか、多めなのか。などと思う人はいないでしょう。
さて、誇張するための比喩表現で「鬼のように」という言葉を聞くことがあります。
鬼のように強い。
鬼のように堅い。
特に学生がよく使う表現だと思います。
鬼のように、というわけですから、きっと鬼は強いし堅いのだと思います。
しかし強調する「とても」をさらに強めるための表現として使うとおかしな事がおこります。
鬼のように弱い
鬼のようにまずい
鬼のように上手い
鬼は弱いのか、不味いのか、上手いのか。結局なんなのか。
そもそも鬼とはなんなのか。
元の言葉の意味を考えればあり得ないことですが、そういう言葉が蔓延しております。
正しい日本語、正しい表現を身につけて、豊かな表現力を身につけることで、このようなおかしな事態は少なくなると思います。
言葉は正しく使いましょう。