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最後の月を前に

 冷え込んできたために体調を崩されたという話をよく耳にします。
 私も12月に入ったらインフルエンザの予防接種等を受けに行って参ります。
 毎年欠かさず受けているお陰で、インフルエンザには感染すること無く正月と厄除祭をご奉仕できております。

 病は気から、と申します。

 気を張ること、そして掛かるまいと対策を講じておくこと、それが病を避ける最良の術です。
 気合いを入れてあと一ヶ月を乗り切り、皆が満足できる形で良い年を迎えましょう。

 泣いても笑ってもあと一ヶ月。
 寝てても正月はやってきます。
 けどまだ31日あります。
 やれることは最後までやりきって参りましょう。


 さて、明日はおついたち。
 師走の忙しさに負けないよう、無事新年を迎えることができますよう、ご祈願申し上げます。

え、明日で11月終わりですか!?

 本日あったこと。
 食事をしていて、明日月末だと言われ、なぜか気づいていなかった自分を発見しました。

 うーん、重傷かもしれません。

 信じられないほど時間が早く進んでおります。
 何もしていないわけではないので、進捗もそれなりに進んではいますが、それでも時間の経過が想像以上に早いのは濃密な時間を過ごしているからなのか、それとも歳のせいなのか。

 何はともあれ、明日で11月も終わり。明後日から12月です。
 より一層綿密な計画を立てて行かねばなりません。
 すべきことはまだまだ残ってますしね。


 さて、そんな時間が早く進んでいることに今更気づいた私が言うのもなんなのですが、同様に驚いて居るであろうもう一つのパターンがあります。
 それは何もしてなくて、何も達成できて無くて、時間だけが過ぎてしまって、時間はたっぷりあったはずなのに、気づいたら今まで何をしてきたのか覚えていない、というか何もしていないパターンです。
 今年一年のブログで結構頻繁に書いて参りましたが、目標を持つこと、なりたい自分を見つけること、それが無いと振り返ったときに何をしてきたのかがわからなくなると思います。
 不思議なもので、やってきたことが多くても少なくても感じ方は一緒なのです。

 では長く感じるのはどういうときか。強制的にさせられていることがあり、それが毎日続いている時、たとえば学生時代は長く感じたものだと思います。

 そして社会人になったとたんに一年が突然短く感じるようになる。それは自分からせねばならない事が増えたために起こる事なのだと思います。
 つまりみんなと同じで一年が短く感じているから「こんなものか」とは決して思ってはいけないということです。
 やってきたことが振り替えれるのと振り替えれないのとで雲泥の差があり、その原因はそもそもの始まり、すべきことを自分で見つけることができているかいないかの差です。

 自分の世界を持ち、その中で生きろ、とまではいいません。
 ですが人の世界の中に埋もれて満足していては自分が居ないのと同じ事ですよ。

 ということを自分にも言い聞かせまして、明日の今月最後の一日をがんばりましょう。


駒ヶ林駅もよろしく♪

 駒林神社への最寄りの駅と言いますと駒ヶ林駅。
 ところが新長田駅から歩いて来られる方の方が多いと伺っております。
 
 そんな駒ヶ林駅にこんなのがあります。

sagicho1.jpg

 下にあります黄色のタイルで判断して頂ければ、その大きさはおわかり頂けるかと思います。
 改札口をくぐって正面の壁面に左義長祭が描かれております。
 レリーフ、というのでしょうか。作られた工程はわかりませんが、浮き彫りにされた絵で、迫力があります。気づけば、なのですが。
 いかんせん、当神社の鉄人ジャンボ絵馬同様馴染みすぎているのか、なかなか気づいてもらえないのです。

 これを機会にキチンと見て頂いたらと思います。
 そして是非駒ヶ林駅もご利用頂ければと思います。
 加えるならば、新長田駅での山手線と海岸線の接続をもっと巧くしていただければ利用者は増えると思うのですが、いかがでしょうか。

 なお、このレリーフの下に説明が書かれています。これほど足下だと読むのが結構大変ですが、それを撮影して参りました。

sagicho2.jpg

 これをご覧頂いて、お気づきの方もいらっしゃると思います。
 神社の名前が間違えております。
 間違えられやすいのは重々承知しているのですが、この場所での間違いは残念ですね。

 駒ヶ林町、「こまがばやし」はこのように「ヶ」が入ります。
 しかし例外が二カ所あります。
 駒ケ林小学校の「ケ」は小文字ではありません。
 そして駒林神社は「ヶ」が入らなくて「こまがばやしじんじゃ」と読みます。
 ご存じなかった方はどうかチェックをお願いします。


ジングルベルが聞こえる頃

 今日、ふと、耳にジングルベルが聞こえて来て「クリスマスが近づいている」と気づいたことが不思議でした。

 実は、すでにクリスマスが近いことは自覚していたはずなのです。クリスマスツリーのコーナーを探したり、パーティーグッズを見ていてクリスマスカラーのリボンや包装紙などが並んでいるのをみたり、サンタクロースの話題が社務所で上がったりしていたのですが、どういうことか、今日のそのジングルベルの曲が聞こえて初めてそれを自覚しました。

 まだ先のことかと思っていた、というには説得力がないので、どうにか理由がつけられないものかと頭をひねっています。

 さて、頭をひねっているのはもう一つ。
 クリスマスは聖誕祭です。
 では神道に聖誕祭と呼べる、或いはそれに近しい祭はありますでしょうか。
 広義の意味では神社が創建した日を例祭等にされている場合はそれに当たるといえなくもないと思います。
 しかし、狭義の意味で大神様が生まれた日をお祭りしているという話を私はまだ聞いたことがありません。

 日本人の年齢の数え方は二通り、満年齢と数え年があります。
 昔は数え年が主であった日本において誕生日はそれほど重視されておらず、だから神様の誕生の日が記録に残っていないのか。
 ですが、日本書紀には天皇陛下の誕生日が記されています。それが正しいかどうかはわかりませんが、少なくともその日が大切な日だからこそ記したのでしょう。
 ならば、誕生日という概念がなかったわけではないと思います。
 しかし数え年で歳を数えると、歳は分け隔てなく元旦に一つ歳をとります。元旦こそが日本人の考える誕生日だったといえなくないと思われます。

 となれば、元旦に行われる歳旦祭は生誕祭といえなくないのかもしれません。

 逆に、日本人は亡くなった日を大切にしていると思われます。
 亡くなった日が祭日であったりするのは少なくありません。
 このあたりに日本人の独自性があるように思います。

 ジングルベルの曲を聞いて、日本人について考える。
 そういうアプローチもありかなと思い、今日のお題にしてみました。


伝える相手

 空気が冷たいです。
 灯油は高い、電気も高い、何もかもが高いお陰で節約をせざるを得ない訳ですが、いつも思うにこれからもっと寒くなってくるので今から暖房の恩恵にあずかっていてはいけませんよね。

 本日は駒ケ林小学校の二年生6名が総合教育の時間における「まちたんけん」で当神社へいらっしゃいました。

 BZ9b48jCUAA2qiE.jpg

 好奇心旺盛な子供たちは次から次へと質問をしておりました。
 それを権禰宜がどうにか答えておりました。


 今日の経験で彼は「伝える」ということの難しさをより深く実感したことでしょう。

 伝えるのは誰に対しても同じで在ればよいわけではありません。
 年齢によっても、専門にしている分野によっても、気の長さによっても、様々伝え方を変えねばなりません。

 今回の小学二年生を例にしましょう。

 この場合、相手のペースに飲まれたらそれで終わりです。
 まだまだ幼い、知識もない、だからこそ知りたいことも多い。だけど自分の興味があること以外は聞こうともしない。
 だから先ずは自分がペースを掌握すること。

 次に飽きさせないように心がける必要があります。
 いろんな事に興味を持っているのだから、逆にこちらから聞いてあげる。
「○○というのを知ってる?」
 という質問から、興味があればいろんな意見が出てきます。
 一通り声が上がったら、その都度必ず全員の発言をやめさせる。
 そして全員のそれぞれの意見にきちんと応対をしてあげる。
 メリハリをつけてあげることで、話を聞くべき態度を自然と身につけさせる。

 最後に記憶に残るよう、楽しい時間にしてあげねばなりません。
 嫌な思い出は子供たちは早く忘れてしまえるものだと思います。
 楽しいことうれしいことはとても強く印象に残る年頃です。
 楽しい時間を提供する心がけが必要不可欠です。


 一概にこれが正しいというわけではありません。あくまで私一個人の意見です。

 最後に聞きますと、みんな良い時間だったと言っておりましたので、不満はなかったようで良かったと思います。
 正直言いますと、小学生相手に話す方が、専門分野を納めている大学生や教授と話すよりよっぽど大変です。少しも難しい言葉は使えません。専門用語はもってのほかです。
 その難しい経験を経て、神職は教化活動の難しさを学んで参ります。
 今日、権禰宜はそのことを学んでくれたかと思います。

 駒ケ林小学校の皆さん、寒い中ようこそお参りでした。


プロフィール

厄除の宮 駒林神社

Author:厄除の宮 駒林神社
兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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