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淡路島を訪れて

 本日、宮司と共に久しぶりに淡路島を訪れました。
 南あわじの神職の方に先日大変お世話になりましたので、是非神社をお参りさせていただきたいと思い伺いました。
 そこで改めて神社の存続と管理の大変さを思いました。
 祭りを続けることの大変さ、神社の尊厳を守ることの重要さ、神主としての心構えを自分自身見直さなければならないと改めて感じた一日でした。

 掃除の大切さや普段の立ち居振る舞いは、本来改めるということではいけないのですが、まだまだ考えが甘かったと思います。
 そしていろんな場に出て、いろんな人と親しくなり、いつか互いに支え合っていくことが神社を守ることにも繋がると思いました。

 最近続いて、自分の未熟さを思わずにはいられない事がありました。
 今一度、神職を志した初心に戻り、自分がしたかった事を思い出し、すべきことを考え直さねばなりません。
 まずは改めて自分を見つめ直し、できることとできないことの再認識、自分のしていることの正誤の判断、そして誤っていることは正し、できないことはできるように学んでいくよう努めてまいります。


 どんな職業でもきっと変わらないと思います。
 勉強とは、どれだけ知識や経験があっても終わることのゆるされないものですね。


 今回の訪問、一種の自分探しになったように思います。(自分探し、別に悪いことでは無いはずですが、なぜか良い印象が無いのは何故でしょうか)


節分祭  +twitterはじめてます

BCKQJbsCEAA60t7.jpg 午後4時より節分祭を斎行いたしました。
 新たな季節を迎えるにあたり、災いを祓い平穏に暮らしを営めますよう御祈願申し上げました。
 そして「福は内」のかけ声と共に福が訪れますよう豆まきを行いました。


 節分、2月3日を節分と思っている方も多いと思います。
 実際私もそう思っていましたが、厳密に言いますと違います。

 本来節分とは季節の変わり目に当たる日を言います。本年の2月3日は翌日が立春です。暦の上で新たな季節を迎える前日を節分と良います。
 ですので、それは春に限らず立夏、立秋、立冬の前日も本来は節分です。

 そうして四回ありますが、江戸時代以降は立春の前日の節分に行事を行うことが多くなったようです。

 その四回ある、ということだけでなく、そもそも立春が2月4日と決められた物ではありません。一番最近ですと昭和59年(1984年)は2月5日が立春だったようです。ですので節分は2月4日だったと思われます。
 将来に関してはまだ不明ですが、天体力学での計算によると、立春は2024年までは2月4日ですが、2025年は計算上は2月3日が立春になり、節分は2月2日になるようです。
 そういう意味でも2月3日が節分、という認識は正確には正しくありません。
 とはいえ、そのことはそれほど重要ではありません。

 季節の変わり目、「季節を分ける」ことから「節分」と呼ばれる日には邪気、つまり悪い物が寄ってくると言い伝えられております。
 現在では春のみ行われますが、おそらくかつては年に四度の節分すべてで邪気払いが行われていたのでしょう。

 そして「魔を滅する」=「豆(魔滅・まめ)」を用い鬼を祓います。
 かつて炒った豆をぶつけて鬼の目(魔目)にぶつけて追い払った、とも言われます。
 生ではなく炒った豆を用いるのは「炒る」が「射る」に通じる、鬼や豆は五行では「金」にあたり「火剋金(火は金属を熔かす。)」から「火」で炒ることで封じる、といわれます。
 ですがそんな難しい理屈よりも、「炒りたての熱い豆をぶつけられて、耐えきれず鬼が逃げていった」というのが、子供に説明されるようで、そのほうがわかりやすくて良いかもしれませんね。

 昨日も書きましたが、この節分までに厄除をした方がいいと我々の地域ではよく言われます。
 みなさまにとりまして新しい春、新しい一年が良き一年となりますように……



 話は変わりますが、twitterを始めております。
 すでにご存じの方もいらっしゃるかと思います。
 フォローして頂けますと幸いです。

神符守札の奉製 駒林神社の場合

 明日は節分です。
 その節分までに厄払いをせねばと思われたのか、四件の御祈祷をご奉仕いたしました。
 節分とは立春の前の日。厄除は新しい春、新しい季節の巡りを迎える前にするものと我々の住まう地域では言われております。
 厄年は誕生日から一年のことではなく、その年の元旦から大晦日までをいいます。
「年末に誕生日を迎えるから年末に」ではなく、年始の内に御祈祷を。

 というわけで、明日は夕方四時より節分祭を斎行いたします。
 勿論豆まきもいたします。
 多数のご参詣お待ちしております。


 さて、本日の社務ですが、タイトルに上がっております神符守札、神札や御守について行いました。
 神札、つまりおふだです。そして御守。
 一年の大半は一月に授与いたします。他の月に全くないかというとそうでもありませんが、正月や厄除大祭がありますので、全体の九割近くがこの一ヶ月に授与する計算となります。
 その一月も終わりましたので、来年に向けて準備する数を出しております。

 そうして本年の奉製する神札御守の数が決まります。

 神札御守は駒林神社では神社内で作っております。御守袋は今のところ作って頂いておりますが、御守そのものは一体一体祈念を込めて奉製させていただいております。
 紙は一切の無駄なく大きい物から徐々に切り出し、最終的に余った切れ端は細かく切って切り幣(お祓の道具)にしております。
 道具にも配慮しており、はさみは神札奉調専用のはさみを用い、神札奉調以外には一切用いないようにしております。何を切ったかわからないはさみではなく、用途を限定したはさみのみ使用しております。
 
 当然ながら人の手で行うことですので多少のゆがみ、ハンコの濃淡、大きさの誤差なども出てまいりますが、一つ一つ祈念をして奉製いたしております。
 きっと皆様をお守り頂けることかと存じます。


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 こちらのはさみ。普段は御神前にございます。

初穂料とお賽銭

 二月になりました。
 恒例の月次祭をご奉仕し、社務をお勤めいたしました。
 明日から、いえ今晩からでしょうか。天気が崩れるそうで、気温もずいぶん下がると言われております。このまま春へ一直線かと思っておりましたが、そうは問屋がおろしてくれないようで、まだ一波乱あるのでしょうか。

 さて、おついたち参りということで、やはり本日はお参りも多くいらっしゃいました。
 そして終業となり閉めます際にお賽銭を見ますと熨斗袋に入ったお賽銭がございます。袋に入れておられますのは勿論紙幣です。中には丁寧にお名前を書かれておられる方もいらっしゃり、毎月の事ですのでその方の崇敬の想いの大きさを感じます。

 そうされておられます方と、できますれば直接お目にかかり御挨拶いたしたく思います。
 これまで包んで賽銭箱へお供されておられます方は、以降よろしければ社務所へお持ち下さい。

 社務所へお供えとして初穂料などをお持ちになられた方へは、御神前へ献じました撤下品をお授けいたしております。主に御菓子と清め塩でございます。こちらを召し上がることで(清め塩は召し上がられてもお清めに撒いて頂いても結構です)大神様のお力を頂くというものです。
 何かしら理由があられて賽銭箱へお入れのこととは存じますが、差し支えなければどうぞ社務所までお持ちくださいますよう重ねてご案内いたします。

 皆様がより一層ご健勝でいらっしゃられますよう御祈念申し上げます。
プロフィール

厄除の宮 駒林神社

Author:厄除の宮 駒林神社
兵庫県神戸市長田区駒ヶ林町3-7-3鎮座
由緒正しい厄除の宮「駒林神社」です。

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