治承2年(1178年)、平清盛は厳島神社参詣の途中、駒ヶ林の浦に上陸したと伝えられています。
また延元元年(1336年)、足利尊氏は戦に敗れ西国へ逃れる最中、当社におまいりされ次の歌を詠われました。
「今むかふ方は明石の浦ながら
まだ晴れやらぬ我が思ひかな」
現在向かっている土地は明石という名ではあるが、私の思いはまだ晴れることは無い。
戦に敗れた苦い思いを当神社にて歌にされたものです。
近所には清盛の異母兄弟である平忠度の腕塚や胴塚もあります。
この駒ヶ林という町は実は昔からいろいろあったところなのです。